2006年11月08日
ザ・ローズショップその1 農家のWEB活用
店長情報ブログでもおなじみの『30年300万本3000坪の男』さんを訪ねて長野県更埴市の有限会社長野ローズさんを訪ねてきました。
■農家の経営するNO1のバラ専門オンラインショップ
楽天市場で毎年フラワージャンルで表彰を受けるほどの繁盛オンラインショップ『ザ・ローズショップ』の事務所はガラスハウスの中に作られた鑑賞バラ園の一角に社長自らが建築した小屋の中にあります。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/roseshop/
店長は社長夫人の竹内佳子さん。母親としても現在大学生の3人兄妹を立派にこなすスーパー働き者です。そしてWEBの業務に正社員3名パート数名の陣頭指揮も彼女の役割ですが、これが一番の悩みの種。子育てのようにはうまくいかないようです。
有限会社ではありますが自然を相手の農家でしたから組織作り人材育成など人の問題が一番の困難です。
それでも売上増に伴いどんどん会社らしく農家らしくなくなっていきます。
竹内店長は言います「農家に嫁に来たつもりは無かったんです。商家だと思ってます」と。
たしかに農家であるために農家をしているのではなく地域にあった事業としてバラ生産を選択したということなのでしょう。
■経営は自己責任。時流適応力相応一番を追求する
冬は雪の積もる千曲川の河岸平野に一棟が300坪もあるガラスハウスを建て、寒い冬には重油を炊いて暖房をし栽培する投資の大きな施設園芸です。縮小傾向にある現在でも十棟あまりのハウスを使う関東甲信越でも有数の大規模バラ園です。
3000坪氏のお父上である先代社長から受け継がれたバラ栽培の歴史はまさに日本のバラ栽培史と符合するものだそうです。もっと古くからあるように思いますが大規模栽培は比較的歴史の浅いものなんだそうです。
しかし、現在のバラ生産者の経営状況は決して楽なものではないどころか存続の危機ですらあるのです。消費低迷による供給過剰や、遠くアフリカからも空輸される輸入切バラにより価格下落は生産者にとって悲惨な状況を生み出しています。
なんと時には丹精込めたバラの出荷価格が一本10円に満たないこともあるのです。
気候の良い肥沃な大地でアフリカの労働者が働く様を想像すると、日本の大規模農業がいかに無力であることか。同じ市場で、空輸されても競争力のあるアフリカ産と輸入の重油を炊き東京の私立大学に息子娘を通わせる長野の農家が競争になる道理がありません。
生産者として長野ローズが特に優れていたことは、自らインターネット通販に販売チャネルを開拓した商人としての行動力にあると思うのです。市場に出すのが効率が良いときには市場をメインに、それでは合わないので時流にあったインターネット通販へ。
でも、直販だけならいずれ競争になります。さらにその先へ。現在はバラを使った二次製品そして自社ブランド商品の開発を進めています。
自己責任で柔軟に変化していくありようは、まさに時流適応力相応一番の船井流経営法と一致します。
ここに一つの新しい農業経営の形が作られつつあります。
生産卸→生産卸直販→生産卸仕入直販→生産卸仕入企画製造卸直販→企画仕入製造直販代行→?
■農家の経営するNO1のバラ専門オンラインショップ
楽天市場で毎年フラワージャンルで表彰を受けるほどの繁盛オンラインショップ『ザ・ローズショップ』の事務所はガラスハウスの中に作られた鑑賞バラ園の一角に社長自らが建築した小屋の中にあります。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/roseshop/
店長は社長夫人の竹内佳子さん。母親としても現在大学生の3人兄妹を立派にこなすスーパー働き者です。そしてWEBの業務に正社員3名パート数名の陣頭指揮も彼女の役割ですが、これが一番の悩みの種。子育てのようにはうまくいかないようです。
有限会社ではありますが自然を相手の農家でしたから組織作り人材育成など人の問題が一番の困難です。
それでも売上増に伴いどんどん会社らしく農家らしくなくなっていきます。
竹内店長は言います「農家に嫁に来たつもりは無かったんです。商家だと思ってます」と。
たしかに農家であるために農家をしているのではなく地域にあった事業としてバラ生産を選択したということなのでしょう。
■経営は自己責任。時流適応力相応一番を追求する
冬は雪の積もる千曲川の河岸平野に一棟が300坪もあるガラスハウスを建て、寒い冬には重油を炊いて暖房をし栽培する投資の大きな施設園芸です。縮小傾向にある現在でも十棟あまりのハウスを使う関東甲信越でも有数の大規模バラ園です。
3000坪氏のお父上である先代社長から受け継がれたバラ栽培の歴史はまさに日本のバラ栽培史と符合するものだそうです。もっと古くからあるように思いますが大規模栽培は比較的歴史の浅いものなんだそうです。
しかし、現在のバラ生産者の経営状況は決して楽なものではないどころか存続の危機ですらあるのです。消費低迷による供給過剰や、遠くアフリカからも空輸される輸入切バラにより価格下落は生産者にとって悲惨な状況を生み出しています。
なんと時には丹精込めたバラの出荷価格が一本10円に満たないこともあるのです。
気候の良い肥沃な大地でアフリカの労働者が働く様を想像すると、日本の大規模農業がいかに無力であることか。同じ市場で、空輸されても競争力のあるアフリカ産と輸入の重油を炊き東京の私立大学に息子娘を通わせる長野の農家が競争になる道理がありません。
生産者として長野ローズが特に優れていたことは、自らインターネット通販に販売チャネルを開拓した商人としての行動力にあると思うのです。市場に出すのが効率が良いときには市場をメインに、それでは合わないので時流にあったインターネット通販へ。
でも、直販だけならいずれ競争になります。さらにその先へ。現在はバラを使った二次製品そして自社ブランド商品の開発を進めています。
自己責任で柔軟に変化していくありようは、まさに時流適応力相応一番の船井流経営法と一致します。
ここに一つの新しい農業経営の形が作られつつあります。
生産卸→生産卸直販→生産卸仕入直販→生産卸仕入企画製造卸直販→企画仕入製造直販代行→?
Posted by なるほど! at 11:18│Comments(2)
│農業をときどき考える
この記事へのコメント
毎日拝見しています。これからも毎日楽しみに拝読させていただきます。
Posted by やまもと at 2006年11月08日 13:02
やまもと様
ありがとうございます。
毎日はややきついですが
少し頻度を上げて続けてまいります。
ありがとうございます。
毎日はややきついですが
少し頻度を上げて続けてまいります。
Posted by ふじさき at 2006年11月08日 13:18