2011年11月27日
ゼオライト続編
先日のゼオライトについて専門の先生に質問してみた。
(僕は専門家でも学者でもなく、自分で実験したわけでもありませんので、真偽によらずこういう大事なことを書くのはいかがなものかという気もしますが・・・・。)
現時点では、以下のように伝えられるべきことのようです。
ゼオライトが放射線を減らす機能があるのではなく、ゼオライトに放射性物質を吸着させることにより、作物が放射性物質を吸収することを防ぐことができるということらしい。
簡単に順をおって説明すると。
(1)ゼオライトが放射性物質を吸着する。
(2)(1)によって、植物の根から放射性物質が吸収されなくなる。
(3)(2)によって放射性物質が存在する農場で栽培しても、植物に放射性物質が吸収されにくくなる
ということのようです。
ゼオライトにはたくさん小さな小さな穴が開いておりこういう構造は多孔質と呼ばれます。
この説明には、ゼオライト同様に多孔質でより身近な素材として木炭がありますので木炭の利用され方を使って説明しましょう。
同様に多孔質(小さな孔がいっぱい開いている)である木炭を使って、水を浄化したり、消臭に使うのと理屈は一緒。
木炭の小さな穴に、水や空気の中に浮遊している様々な微粒子が入りこむ。つまり一箇所(木炭)に集まる、この時点では、まだ同じ水中空気中に存在するわけだけれどいずれ木炭ごと他の場所に移してしまえば、微粒子は水中空気中から取り除かれる。
つまり、ゼオライトの機能で土壌の放射線が減るわけではないけれど、放射性物質が植物に吸収されることは減らせるということですね。
さらに、土壌にゼオライトを投入し、放射性物質を吸着できるだけ十分に拡販するなどをした上でゼオライトごと土壌を運び出せばその場所からセシウムなどの放射性物質を持ち出すことも可能ということです。
でも、持ち出した土壌自体には放射性物質があるわけで放射線も出てくるわけです。
これは核廃棄物として何処かに集めて封じ込める必要があるわけです。
ということで、ゼオライトで放射線がこの世から消滅するわけではないようですが、植物に吸収されることを防ぐ働きによって、福島県の農地であっても、放射性物質の吸収を抑えた農業が可能になるということです。
長くなりましたが、JA東西しらかわ圏内では以前よりゼオライトを農地に投入してき(放射能対策が目的ではない)たおかげでしょうか、検査結果に明らかに放射線量が低いのです。
ちなみに、JA東西しらかわでは圏内300箇所の放射線量をいち早く測定し公開しています。
僕はたまたま知ったJA東西しらかわの作物について書いていますが、他にも福島県内で安全な作物もたくさんあるはずです。
いま、大切なことは、消費者が確認しえる情報発信、安心して買える仕組み、そして消費者も冷静に、勉強することですね。
(僕は専門家でも学者でもなく、自分で実験したわけでもありませんので、真偽によらずこういう大事なことを書くのはいかがなものかという気もしますが・・・・。)
現時点では、以下のように伝えられるべきことのようです。
ゼオライトが放射線を減らす機能があるのではなく、ゼオライトに放射性物質を吸着させることにより、作物が放射性物質を吸収することを防ぐことができるということらしい。
簡単に順をおって説明すると。
(1)ゼオライトが放射性物質を吸着する。
(2)(1)によって、植物の根から放射性物質が吸収されなくなる。
(3)(2)によって放射性物質が存在する農場で栽培しても、植物に放射性物質が吸収されにくくなる
ということのようです。
ゼオライトにはたくさん小さな小さな穴が開いておりこういう構造は多孔質と呼ばれます。
この説明には、ゼオライト同様に多孔質でより身近な素材として木炭がありますので木炭の利用され方を使って説明しましょう。
同様に多孔質(小さな孔がいっぱい開いている)である木炭を使って、水を浄化したり、消臭に使うのと理屈は一緒。
木炭の小さな穴に、水や空気の中に浮遊している様々な微粒子が入りこむ。つまり一箇所(木炭)に集まる、この時点では、まだ同じ水中空気中に存在するわけだけれどいずれ木炭ごと他の場所に移してしまえば、微粒子は水中空気中から取り除かれる。
つまり、ゼオライトの機能で土壌の放射線が減るわけではないけれど、放射性物質が植物に吸収されることは減らせるということですね。
さらに、土壌にゼオライトを投入し、放射性物質を吸着できるだけ十分に拡販するなどをした上でゼオライトごと土壌を運び出せばその場所からセシウムなどの放射性物質を持ち出すことも可能ということです。
でも、持ち出した土壌自体には放射性物質があるわけで放射線も出てくるわけです。
これは核廃棄物として何処かに集めて封じ込める必要があるわけです。
ということで、ゼオライトで放射線がこの世から消滅するわけではないようですが、植物に吸収されることを防ぐ働きによって、福島県の農地であっても、放射性物質の吸収を抑えた農業が可能になるということです。
長くなりましたが、JA東西しらかわ圏内では以前よりゼオライトを農地に投入してき(放射能対策が目的ではない)たおかげでしょうか、検査結果に明らかに放射線量が低いのです。
ちなみに、JA東西しらかわでは圏内300箇所の放射線量をいち早く測定し公開しています。
僕はたまたま知ったJA東西しらかわの作物について書いていますが、他にも福島県内で安全な作物もたくさんあるはずです。
いま、大切なことは、消費者が確認しえる情報発信、安心して買える仕組み、そして消費者も冷静に、勉強することですね。
Posted by なるほど! at 18:34│Comments(0)
│農業をときどき考える