2013年05月02日
壱岐にて、華美牛試食会ふたたび
畜産業は地域をこえた分業だ
全国各地の牧場は土地土地の条件をいかして
繁殖・育成・肥育などに特化して牧畜をおこなう
壱岐は、和牛の繁殖が盛んな島
壱岐市の統計によると6500頭あまりの繁殖牛が居る
繁殖牛とは仔牛を生ませる母牛のこと
一年一産のペースで10産くらい生む
中には15産もする優秀な雌牛もいるそうだ
この島で生まれた黒毛和種の仔牛たちが全国各地へ出荷され、
各地で肥育され○○牛という土地の名のついた銘柄牛として育つ
一方で出産を重ねた母牛も最期は肉用として堵畜される
その肉は硬く、見た目の発色も良くなく老廃牛とよばれ低価格で商われる。
※ちなみに、現在の牛の格付け制度(A5とかA4というあれ)は肉の食味評価ではなく見た目の色とさしの入り具合の評価である
ところが、この老廃牛をあえてもう一度再度良好な環境で肥育しなおしをするとどうなるか
美味くなる!のだ
もちろん、若い牛には及ばないけれど赤身に旨味のあるそれなりの美味しさをもった肉にすることができる
畜産業界では常識的な仕事ではない
常識でないとは、完成した流通形態で当たり前に売れるということではないという意味だ
なぜなら肉の格付けは「色」と「さし」で決まるのだ
それなりの味のものが出来ても、既存の流通過程の中でそれを正しく消費者に伝えることはなかなかに困難だ
スーパーマーケットのお肉売場ではせいぜい産地と牧場の名前が表示される程度で味のちがいの表現などほぼない
テレビでタレントがお肉を評価するときも「やわらかい」「おいしい」「真っ白」「A5!」・・味の表現はほぼない
だから旨味はあるけれどやや硬いでも割安なお肉は売れにくい
そこでこの人の登場だ
壱岐のスーパーマーケットの若社長 市山英誉さん
最終的に消費者に売る人がこの牛の良さを伝えてくれるのならば売れるはずなのだ
隣に居るのは繁殖牛の再肥育を請け負ってくれている牧場主さん
たまたまネット通販のコンサルタントを探していた市山社長に
当時の部下が僕を引き合わせてくれたのがこの牛の始まり
高齢化がどんどん進む壱岐
たしかに通販で魚や肉を販売すれば社長のところの売上は一時的に維持されるかもしれない
でも、長期的には島の人口が増えなければスーパーマーケットとしては・・
時間はかかるけれど島には6500頭の繁殖牛がいます・・これをこうしてああして・・僕の構想に乗りませんか
即断!
あれから1年半、この日は、『 華美牛 』と名づけた再肥育牛2頭目の試食会
島一番のビストロでテールスープやらほほ肉のパイ包みやらこったお料理を散々いただいたあとの〆
華美牛のモツなべ!
全国各地の牧場は土地土地の条件をいかして
繁殖・育成・肥育などに特化して牧畜をおこなう
壱岐は、和牛の繁殖が盛んな島
壱岐市の統計によると6500頭あまりの繁殖牛が居る
繁殖牛とは仔牛を生ませる母牛のこと
一年一産のペースで10産くらい生む
中には15産もする優秀な雌牛もいるそうだ
この島で生まれた黒毛和種の仔牛たちが全国各地へ出荷され、
各地で肥育され○○牛という土地の名のついた銘柄牛として育つ
一方で出産を重ねた母牛も最期は肉用として堵畜される
その肉は硬く、見た目の発色も良くなく老廃牛とよばれ低価格で商われる。
※ちなみに、現在の牛の格付け制度(A5とかA4というあれ)は肉の食味評価ではなく見た目の色とさしの入り具合の評価である
ところが、この老廃牛をあえてもう一度再度良好な環境で肥育しなおしをするとどうなるか
美味くなる!のだ
もちろん、若い牛には及ばないけれど赤身に旨味のあるそれなりの美味しさをもった肉にすることができる
畜産業界では常識的な仕事ではない
常識でないとは、完成した流通形態で当たり前に売れるということではないという意味だ
なぜなら肉の格付けは「色」と「さし」で決まるのだ
それなりの味のものが出来ても、既存の流通過程の中でそれを正しく消費者に伝えることはなかなかに困難だ
スーパーマーケットのお肉売場ではせいぜい産地と牧場の名前が表示される程度で味のちがいの表現などほぼない
テレビでタレントがお肉を評価するときも「やわらかい」「おいしい」「真っ白」「A5!」・・味の表現はほぼない
だから旨味はあるけれどやや硬いでも割安なお肉は売れにくい
そこでこの人の登場だ
壱岐のスーパーマーケットの若社長 市山英誉さん
最終的に消費者に売る人がこの牛の良さを伝えてくれるのならば売れるはずなのだ
隣に居るのは繁殖牛の再肥育を請け負ってくれている牧場主さん
たまたまネット通販のコンサルタントを探していた市山社長に
当時の部下が僕を引き合わせてくれたのがこの牛の始まり
高齢化がどんどん進む壱岐
たしかに通販で魚や肉を販売すれば社長のところの売上は一時的に維持されるかもしれない
でも、長期的には島の人口が増えなければスーパーマーケットとしては・・
時間はかかるけれど島には6500頭の繁殖牛がいます・・これをこうしてああして・・僕の構想に乗りませんか
即断!
あれから1年半、この日は、『 華美牛 』と名づけた再肥育牛2頭目の試食会
島一番のビストロでテールスープやらほほ肉のパイ包みやらこったお料理を散々いただいたあとの〆
華美牛のモツなべ!
すでにお腹いっぱいだったけど
うれしくて、美味しくて ちゃんぽん麺まで入れて最期のスープまですすってしまうのであった
こんなことしているから腹に肉が・・
うれしくて、美味しくて ちゃんぽん麺まで入れて最期のスープまですすってしまうのであった
こんなことしているから腹に肉が・・
ついでにお勧めしときます↓↓
壱岐の大ご馳走BBQセット!こりゃ贅沢!!
Posted by なるほど! at 08:59│Comments(0)
│壱岐をまるごとオーガニックアイランドに!