2011年11月19日
旨いものは地域を潤す
最近ワインとチーズの消費量がやたらと多い
蜂蜜かけたりして
ところで、酪農というのは1次産業の中ではもっとも太陽エネルギーの製品化効率が悪い。
草を育てて⇒牛に食べさせ⇒乳を搾る
チーズにいたってはさらに発酵させ熟成させるのだから手間も余計にかかる。
そうかんがえると刺身は簡単だ、魚を捕まえて切る。
もちろん、魚をとる作業は命がけのことだろうが工程は多くない。
島国で海が広く、黒潮と親潮に囲まれた日本だからこその漁業はさらに重要な産業といえる。
先日気仙沼の水産加工会社の社長さんにうかがった。
気仙沼の漁業収益はおよそ200億円、それにたいして水産加工品の売上高は1000億円!
なんと1次産業である生鮮流通の、5倍もの規模である。
農村の経済はどうだろう。
山がちな島国日本には広げるべき広大な耕作適地はない。
気仙沼のように、農業分野では生鮮流通の5倍の加工品販売高の地域はどれだけあるのだろう。
ワインも、チーズも、味噌も、醤油も、もちろん日本酒も焼酎も微生物を活用した小規模生産が可能だ。
化石燃料もさして必要ではない。
原材料を工業地帯に出荷するのではなく、農村において加工食品をどんどん作る。
それが農村地域の経済を活性化する正攻法であるはずだ。
循環型農業と高品質加工食品ブランド化による産業振興と地域SNSによる情報発信を使った地域活性化。
どうやら僕の役割は、ここにあるようだ。
Posted by なるほど! at 12:14│Comments(2)
│生活の中から学ぶ
この記事へのコメント
野澤さんと嶌田さんの紹介をえまして、富士市産業支援センターの小出さんに再来週会ってまいります。藤崎さんはお知り合いですか?
Posted by ぶんちゃん at 2011年11月19日 23:32
もちろん存じ上げています。
渋い顔したおじさんです
渋い顔したおじさんです
Posted by なるほど! at 2011年11月21日 21:53