2011年12月20日
怖さを知る
2011年12月19日(昨日)の大船渡湾口に昇る朝日
何度もこの場所から朝日を撮影しました。
どんなに疲れていても深酒しても、そわそわしておきだしてしまうくらい素敵です。
3月11日以前には、あの太陽の昇る湾口に防潮堤があったそうです。
僕の2011年は、自然の力強さに圧倒され、また自然に生きることを再確認した一年であったようです。
年末年始にパタゴニアを旅行してきました。
風の大地パタゴニアはグレートジャーニーの最終地点、つまり人類史上最も歴史の浅い地域。
最果てと呼ぶのにふさわしい、荒涼とした大地、


マゼラン海峡、モレノ氷河、フィッツロイ山やパイネ山そしてパンパ・・むき出しの大地を見て回りました。
地球の造山活動のすさまじさ。
億年単位の地球の力自然の力に圧倒され。
カラファテでペンションを営む、日系人アルゼンチン人オーナーMiyazatoさんから聞いた言葉に衝撃を受けました。
「日本は怖いよ。子供がいじめで自殺する。そんな国で子育てをする気になれなかったからアルゼンチンに帰ってきた。」
地球の裏側から出稼ぎにやってきて何年も暮らした日本を"怖い”から逃れた。
怖いから逃げる。
自分は”怖さ”に鈍感になっている。
怖さを表現したり、怖さに基づいて行動を起こすことに躊躇を感じている。
怖さに鈍感であることに気づかされました。
2月浪江町のクライアント社長と仙台空港に向かう車中、パタゴニアで感じたことをお話するうちに原発の話題になりました。
確かにこの地は原発のおかげで潤っているけれども、
ひとたび巨大地震が着たら・・・
「いや、地震は来ないらしいですよ。でももしきたらどこもみな終わりですからね」
そして、3月11日。
東急渋谷駅で地震に遭遇した僕は、なんとかその日のうちに大阪の自宅まで帰宅することができました。
そして4月に被災地を訪ねその後は・・・・
現在の業務は昨年までとはまったく違ったものに。
今日は、昨日に続いて大船渡屋台村の広場作りの現場監督&木工作業そして幟やチラシを貼って・・・・
そして今日は、いよいよ大船渡屋台村開店です。
今日から始まりです。
Posted by なるほど! at 07:16│Comments(0)
│生活の中から学ぶ